第4回 九州畳サミット
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2026年5月23日、エルセルモ八代にて開催された「第4回 畳サミット」に参加してまいりました。
今回のサミットでは、全国の畳店、い草農家、そして異業種で活躍される有識者の方々が集まり、これからの畳業界の未来志向のディスカッションが活発に行われました。業界の最前線のお話をお聞きし、当店のこれからの役割と、取り組むべき方向性が明確になりましたので、得られた気づきをご紹介いたします。
◆ 「いぐさマルシェ」について
サミットと合わせて、会場では「いぐさマルシェ」が同時開催されました。 「見て、触れて、い草のまだ知らないかたち」をテーマに、い草を使ったうどんやパンケーキなどの食品、モダンな雑貨、体験ワークショップなどが多数出店しており、会場は大変な賑わいを見せていました。
単に伝統的な畳を売るだけでなく、暮らしの中でい草の香りや風合いにカジュアルに触れるきっかけ(商品や情報のデザイン)が、これからの若い世代や子育て世代との接点作りに非常に有効であると、実際の熱気を肌で感じることで強く実感しました。
業界の最前線のお話をお聞きし、当店のこれからの役割と、取り組むべき方向性が明確になりましたので、得られた気づきをご紹介いたします。



◆ サミットでの大きな気づき
1. 「高級化」ではなく「日常への普及」
和室のある住宅が減少している現代において、課題の本質は「畳に触れる機会(接触機会)の減少」にあります。畳を特別な高級品にするのではなく、国内外の多くの方に、日常の中で「ごろんと寝そべる心地よさ」を再び体感してもらう機会を作ることが大切であると再認識しました。
2. 地域文化を「守る」から「つなぐ」デザインへ
伝統をただ守るだけでなく、現代のライフスタイルに合わせた形に変えて「つなぐ」思考が必要です。畳の歴史や機能性、そして現代の暮らしに合う「使い方」という情報を、しっかり発信していく重要性を学びました。
3. 子育て世代のリアルなハードル
「子育てに畳が良いことは知っているけれど、価格の面でも優先順位が下がってしまう」というリアルな現状があります。子育て世代のパパやママが、もっと安心して畳を取り入れられるような情報発信や工夫が求められていると感じました。


◆ タタミの栗崎としての今後の取り組み
今回の学びを活かし、当店では以下のような情報発信や活動を強化してまいります。
- つくり手(い草農家さん)の想いを届ける サミットでは農家さんのリアルな本音にも触れることができました。今後は、お客様に「この畳がほしい」と安心して選んでいただけるよう、い草農家さんのこだわりやストーリーをお届けしていきたいです。
- 体験型ワークショップのブラッシュアップ ただ座るだけでなく、「畳に寝そべる心地よさ」を体感できるようなワークショップの企画をさらに充実させていきます。新しくする予定の事務所を拠点に、皆様が畳に触れる機会を増やしてまいります。
- お役立ち情報・エビデンスの発信 「子どもがおしっこやクレヨンで汚してしまった時の落とし方」といったリアルなお手入れ方法から、文献に基づくい草の健康効果・歴史まで、HPやSNSを通じて分かりやすく発信していきます。
◆ 最後に
業界全体の厳しさを数字として直視する機会でもありましたが、それ以上に「考え方を切り替えて、新しいことに挑戦していく」という大きなエネルギーをいただいたサミットでした。
農家さんも、私たち畳店も、みんなが試行錯誤しながら未来へ向かっています。 タタミの栗崎は、これからも地域に根差し、皆様の日常に「畳のある心地よい暮らし」をお届けできるよう、一歩ずつ進んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今日もありがとうございました!
